大麻栽培者が種子から販売まで作物を追跡/Symbolでトレーサビリティ

NEM

はじめに

本投稿はSymbolPlatform公式記事の日本語訳になります。
誤訳などある場合は、コメントにてご指摘いただければと思います。

本稿では、Symbolブロックチェーンを利用した
トレーサビリティシステム構築のケーススタディを紹介します。

大麻というワードでいかがわしい話と思わないでくださいね。

大麻栽培者が種子から販売まで作物を追跡できるようにする。

挑戦

大麻が世界的に主流になるにつれ、消費関連の法執行に向けて製品の品質保証を作成する必要性は飛躍的に高まっています。

アプローチ

BAIOTRAZEは、生産者にトレーサビリティを提供し、政府の監視を可能にし、投資家に生産や収穫の進捗状況をリアルタイムで確認できる手段を提供する管理・コンプライアンスプラットフォームです。

管理プラットフォームはSymbolブロックチェーン上に置かれており、各大麻の系統の登録と追跡を可能にし、医療用およびレクリエーション用大麻の品質の信頼性を確保し、政府の規制を遵守しています。

BAIOTRAZEはコロンビアの3つの異なる生産者との連携に成功しており、他の生産者のための養分ラインも用意されています。

Symbolのプライベートチェーンを使用することに加えて、BAIOTRAZEは、光、湿度、気候制御などをチェーン上でキャプチャするためのIoTを追加する可能性を模索しています。

ベネフィット

BAIOTRAZEにとって、ブロックチェーン技術は、信頼やビジネスに関わる問題において、必要不可欠な技術となります。

Symbolは、迅速な技術実装、学習のシンプルさ、設計とアーキテクチャの堅牢性という機能性のために基礎的なものとなっています。

フェルナンド・グティエレス、共同創設者

おわりに(雑感)

麻薬は日本じゃ関係ない?

日本人にとっても医療用大麻は流通しており、かつ法規制もあります。
従って、トレーサビリティの強化、非改ざん性はむしろ各国より高いとも言えます。

トレーサビリティが必要な分野

さらに生産地を偽ったり、品種やブランド偽ったりなど、農業や流通における改ざん事件は後を絶ちません。

農協などがブロックチェーンなどで、トレーサビリティシステムを構築し、日本全国の生産・流通管理を徹底するなどの展望が見えますよね。

トレーサビリティシステム構築における落とし穴

これらのトレーサビリティシステム構築においては、従来の中央集権型システムで構築するとデータ量が半端なく処理しきれなくなります

ハンコのように都道府県のサイロ型システムが乱立し、相互運用費がバカにならないという、IT企業に食い物にされるシステムに出来上がります。

トレーサビリティシステム構築はブロックチェーンで

公共性の高いものはブロックチェーンで構築するのが良いでしょう。

イーサリアムなどで構築すると大変なので、BAIOTRAZEのケーススタディのように、開発プラグインが整ったSymbolプラットフォームなどの開発基盤で、まずは実現可能なものを迅速に作成して運用するという選択肢が肝要かと思います。

大麻トレーサビリティの他事例

bittimesにて大麻トレーサビリティを、Symbolではないブロックチェーンで構築した例が投稿されていました。

トレーサビリティシステムの需要は高まっているようです。

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