(2020/5/20改訂:本の画像修正と、Kindle電子書籍対応)
- はじめに
- 渋谷のIT会社社長が薦める「人生が変わる本」リスト
- 志高く 孫正義正伝 新版 (実業之日本社文庫)
- THE SECRET [DVD]
- 7つの習慣
- 思考は現実化する
- リブセンス<生きる意味>
- 渋谷ではたらく社長の告白
- あんぽん 孫正義伝
- 金持ち父さん貧乏父さん
- 失礼ながら、その売り方ではモノは売れません
- マネジメント-基本と原則
- 人を動かす
- コミック ユダヤ人大富豪の教え(1)、(2)
- スティーブ・ジョブズ Ⅰ 、Ⅱ
- 私はこうして受付からCEOになった
- リクルートのDNA―起業家精神とは何か
- アメーバ経営 (日経ビジネス人文庫)
- リクルートという奇跡 (文春文庫)
- 柳井正 わがドラッカー流経営論
- 一勝九敗 (新潮文庫)
- 面白いほど成功するツキの大原則
- ホームレスからのリベンジ―あるIT社長の独白
- 図解 相対性理論と量子論―物理の2大理論が1冊でわかる本
- 起業家
- 裸でも生きる――25歳女性起業家の号泣戦記
- Dreams―夢は大空へ、努力は足元へ 近藤太香巳物語
- ザ・プロフィット 利益はどのようにして生まれるのか
- アイデアのつくり方
- もう崖っぷちと思ったら読む本
- 人生を変えるとは
はじめに
元同僚の知り合いで、渋谷でIT企業を経営している社長がいる。
時折時間を貰って、経営者視点での強い叱咤激励をいただくことがある。
この間、
働く上で役に立つ本を幾つか教えて欲しい
と頼んだところ、その日のうちに読むべき本のリストが届いた。仕事だけでなく何から何まで早いのである。
経営者だからか、企業家を題材とした本が多く、幾つかは既読の本もあった。彼は週2冊は本を読む読書家だ。今回のリストはその中から私のためにわかりやすいものを選んでくれたのだろう。
そして何よりも彼らしいのは、メールにて送ってきた28冊の本のリストのファイル名である。
「人生が変わる本一覧.xls」
彼は全ての人が二本の足で立ち、自ら能動的に生きることができる社会を夢見ているロマンチストでもある。会社勤めのサラリーマンである私に対して叱咤しているのだ。
今幸せでないならば、人生を変えろ!!
さぁ、そんな「人生が変わる本」28冊を紹介しよう。
渋谷のIT会社社長が薦める「人生が変わる本」リスト
志高く 孫正義正伝 新版 (実業之日本社文庫)
情報革命の先頭を走る男の生きざまを活写した、感動の評伝! 裸一貫から立ち上がり、いまや世界を見据える事業家となった孫正義。その原点となる少年時代に始まり、アメリカでの青春期、ソフトバンクの創業、インターネットや携帯電話事業への進出から、アリババの上場そしてロボット事業に至るまで――波乱に満ちたその半生を、四半世紀にわたって孫を密着取材してきた作家・井上篤夫が熱い筆致で描く。
THE SECRET [DVD]
これまでほんのわずかな、特権的な人物にしかその内容を知られることのなかった特別な英知を広め、分かち合うべく、『ザ・シークレット』には、その鍵をにぎる教師たちが紹介され、登場します。ビジネス、経済、医学、哲学、歴史、科学、神学など様々な分野において世界的に名を知られる指導者たちも含まれています。
7つの習慣
全世界3,000万部、国内180万部を超え、今も読み続けられるビジネス書のベストセラー『7つの習慣』は、人生哲学の定番として親しまれてきました。
思考は現実化する
アンドリュー・カーネギー、トーマス・エジソン、マハトマ・ガンジー、ウィルバー・ライト、ヘンリー・フォード、ジョン・D・ロックフェラー、J・P・モルガン・ジュニア、アレキサンダー・グラハム・ベル、キング・ジレット、フランク・W・ウールワース……
500名を超える成功者の協力をえて、ナポレオン・ヒルが
体系化した、唯一無二の科学的自己開発書!
リブセンス<生きる意味>
高校生のときから起業を準備し、大学1年生のときに創業。25歳で最年少上場記録を5年ぶりに塗り替えたリブセンス村上太一社長。わずか1年足らずで、2012年10月からやはり最年少25歳で東証一部に上場。
一直線に歩んできた彼は、なぜ、ベンチャーブームでもITバブルでもない今、最年少上場を果たせたのか?
渋谷ではたらく社長の告白
二一世紀を代表する会社を作りたい――。高校生のときに抱いた起業の夢は、サイバーエージェントの設立により実現した。しかし、社長になった彼を待っていたのは、厳しい現実だった。ITバブルの崩壊、買収の危機、社内外からの激しい突き上げ……。孤独と絶望、そして成功のすべてを赤裸々に告白したノンフィクション。夢を追う人必読の書。
あんぽん 孫正義伝
異端経営者はなぜ生まれたのか。
今から一世紀前。韓国・大邱で食い詰め、命からがら難破船で対馬海峡を渡った一族は、豚の糞尿と密造酒の臭いが充満する佐賀・鳥栖駅前の朝鮮部落に、一人の異端児を産み落とした。
飽くなき「経営」の原点が本書で明らかになる。
金持ち父さん貧乏父さん
毎年多くの「お金」に関する本が出版され,書店に並び、そして消えていきます。
そんな状況の中で、「金持ち父さんシリーズ」は刊行から20年経った今でも変わらず多くの支持を得ています。
その第1作目である『金持ち父さん 貧乏父さん』は、時代が変わっても古びない原理原則を示す「お金」の基本図書。
失礼ながら、その売り方ではモノは売れません
話題のスーパーレディ、はじめての書き下ろし!
高級外車販売の連続トップセールス!
行く先々の支店が全社でナンバー1に!
社長になってファーレン東京をすぐに黒字に!
アメリカ・ウオールストリートジャーナル誌「注目の女性経営者50人」に、日本人でただ一人選ばれた!
どうしてそんな“奇跡”が可能だったのか?!
マネジメント-基本と原則
変化のときこそ、基本を確認しなければならない。ドラッカー経営学の集大成を1冊に凝縮。自らの指針とすべき役割・責任・行動を示し、新しい目的意識と使命感を与える書。
人を動かす
あらゆる自己啓発書の原点となったデール・カーネギー不朽の名著。人が生きていく上で身につけるべき人間関係の原則を、長年にわたり丹念に集めた実話と、実践で磨き上げた事例を交え説得力豊かに説き起こす。深い人間洞察とヒューマニズムを根底に据え、人に好かれて人の心を突き動かすための行動と自己変革を促す感動の書。
コミック ユダヤ人大富豪の教え(1)、(2)
「私が出すテストにパスしたら、成功の秘訣を教えよう」アメリカ人大富豪ゲラー氏が、日本人青年ケンに与えた試練と教え。これからの人生を豊かに生きていく17の秘訣。漫画でしか読めないエピソード満載。
一人の老人との出会いが運命を変えた!日本人青年ケンとアメリカの大富豪ゲラー氏との友情物語。漫画でしか読めないエピソード満載。
スティーブ・ジョブズ Ⅰ 、Ⅱ
アップル創設の経緯から、iPhone、iPad誕生秘話、そして引退まで、スティーブ・ジョブズ自身がすべてを明らかに。本人が取材に全面協力したからこそ書けた、唯一無二の記録。伝説のプレゼンテーションから、経営の極意まで。経営者としてのジョブズの思考がたっぷり詰まった内容。ビジネス書、経営書としても他の類似書を圧倒。
約三年にわたり、のべ数十時間にもおよぶ徹底した本人や家族へのインタビュー、未公開の家族写真なども世界初公開。ライバルだったビル・ゲイツをはじめ、アル・ゴア、ルパート・マードック、スティーブ・ウォズニアック、そして後継者のティム・クック……世界的に有名なジョブズ関係者百数十名へのインタビュー、コメントも豊富。
私はこうして受付からCEOになった
受付からコツコツとキャリアを積み上げ、巨大企業のCEOへ――。
アメリカでも、これほどの大企業で女性がCEOに就くことは珍しい。
しかし女性であるがゆえに注目を集め、メディアの餌食となっていく。
創業家一族の思惑、変化を怖れる取締役陣の裏切り。
そんななか彼女は最後まで、会社のため、従業員のためにベストを尽くした。
その潔さは、静かな感動を呼び起こしている。
リクルートのDNA―起業家精神とは何か
経営者は社員と夢を共有せよ。二位となるのは「死」である。リクルートで起業や経営を学び、成功する「リクルートの遺伝子」を持った人々の活躍が続いている。彼らの原動力となっている江副浩正氏の「起業家精神」とは何か。リクルートの遺伝子たちはなぜ、これほどにも強いのか? 企業を拡大発展する極意と受け継がれるDNA……成功した戦略、失敗した戦略、本書にはベンチャーの全てがある!
アメーバ経営 (日経ビジネス人文庫)
組織を「アメーバ」と呼ばれる小集団に分け、独立採算にすることで、一人一人が採算を考える、市場に柔軟な戦う組織をつくる。これまでの常識を覆す独創的経営管理手法を詳解。待望のベストセラーを文庫化。
リクルートという奇跡 (文春文庫)
2014年10月、東証一部に新規上場し、時価総額2兆円の企業となったリクルート。1980年代以降の情報誌文化を創出し、時代の先端を走り続けてきた同社は、なぜユニークな人材を次々と輩出できたのか。リクルート事件やダイエーによる買収など、幾多の危機をどう乗り越えたのか。同社幹部としてそのすべてを見届けた著者が明かす“奇跡の企業”の秘密。サラリーマンの教科書ともいうべき名著が電子書籍で復活!
柳井正 わがドラッカー流経営論
NHK「仕事学のすすめ」から生まれた本。「顧客の創造」「知識労働者」…ユニクロ躍進の原動力、そこにはドラッカーの教えがある。
一勝九敗 (新潮文庫)
豪胆な父とは対照的に内気な息子・柳井正は、大学卒業後、家業の紳士服店を継いだ。やがて店をカジュアルウエアのトップ企業「ユニクロ」へと急成長させるまでには、数々の失敗の歴史があった。株式上場、急成長、業績低迷の実態に率直に触れつつ、高品質の衣料を低価格で売る秘訣、広告代理店任せにしない宣伝戦略、透明性の高い人事など、独自の経営哲学を惜しみなく公開する。
面白いほど成功するツキの大原則
能力開発のパイオニアである著者が、ビジネスを中心に、お金、対人関係、結婚、子育てに至るまで、嫌でもツイてしまい、面白いほど成功する方法=『ツキの大原則』をご紹介しています。
ホームレスからのリベンジ―あるIT社長の独白
子どものころからのいじめや病気など、八方ふさがりからやっと抜け出せたかと思えば、友人からは裏切られ、妻からは離縁状を突きつけられる……。そんな中でも人生を諦めなかったのは、「いつかきっとよくなる」という見知らぬおばあさんからの一言と、妻と子どもへの愛情、そして何よりも「人のためになることをしたい」という思いだった。ドラマ『今週、妻が浮気します』の原作本を生んだサイトの創案者自身が書き下ろした、人間本来の「夢と幸せ」。
図解 相対性理論と量子論―物理の2大理論が1冊でわかる本
本書では、シャーロック・ホームズやモリアティ教授を登場させ、ストーリー仕立てで物理の2大理論を紹介した。また、内容の解説部分もQ&A方式でわかりやすくまとめ、数式を極力使わず、図やイラストで理解しやすいように工夫した。子どもから大人まで、2つの理論を1冊で楽しみながら概略をつかんでいただきたい。物理の入門書としてだけでなく、読み物としてもおすすめである。
起業家
二〇〇〇年ネットバブル崩壊後、会社買収の危機だけでなく、業界の低迷で社内外から批判を浴びた日々。再びのネットバブルで親友・堀江氏に抱いた嫉妬心。そして発生したライブドア事件。株価大暴落の中、進退をかけて挑んだ新事業の行方は? 起業家の重圧と孤独、仕事の手腕と熱意すべてを赤裸々に綴り、働く意欲を掻き立てるノンフィクション。
裸でも生きる――25歳女性起業家の号泣戦記
イジメられっ子が高校「男子」柔道部へ。偏差値40で慶応合格。国際援助に目覚め最貧国バングラデシュで起業。超過酷な現実を次々乗り越えた驚愕ビジネス戦記。
Dreams―夢は大空へ、努力は足元へ 近藤太香巳物語
東証一部上場企業 ネクシィーズ近藤太香巳の壮絶な人生を描いた自伝コミック。
ザ・プロフィット 利益はどのようにして生まれるのか
ビジネスの最重要テーマである「利益」。それを生み出す秘訣を23のパターンに分類し、小説形式でわかり易く解き明かす!
アイデアのつくり方
60分で読めるけれど一生あなたを離さない本。《アイデアをどうやって手に入れるか》という質問への解答がここにある。
もう崖っぷちと思ったら読む本
世の中には、絶対絶命の逆境をチャンスに替えて大成功した人たちが存在します。彼らはどうやってピンチを脱し、苦難や障害に負けずに這い上がれたのでしょうか?その理由を学べば、あなたもきっと今のピンチを切り抜けられるはず。そんな勇気と希望が湧いてくる一冊です。
人生を変えるとは
「人生を変える本」に早くに出会えた人は幸運と思う。
それよりも一番幸運なのは、本の教えに従い自らの人生を自らでコントロールする事ができている人だ。
日本においては社会制度が高度化しているため、一部の避けられない不運な貧困に喘ぐ方々を除き、それなりの努力と惰性で、中流階級という幸せを享受できるシステムが構築されている。このシステム系の多くの構成員はサラリーをいただいて生活する従業員だ。
これは長きに渡る歴史の中でも、かなり恵まれた社会であると私は評価している。ただ幸福を感じられるかどうかは別の話である。
生存権が保証されるレベルの資産の保持はもはや幸福の構成要素ではなくなっている。
では資産の多寡により幸せになるのかという疑問に対して、世間一般的な噂やらをふまえて考えると、無いよりあったほうがマシ程度の影響力なのだ。
人は一度所有した資産に対しては損失することに対するストレスを多く感じる生き物である。ある程度の資産を持つと逆に失うことに対する些細なリスクも踏めなくなってくるのだ。
自らがささやかながら築き上げてきたポジションやサラリーに囚われて、本当に自分がしたかったことに対して挑戦することができなくなってくる。
人生を幸せに生きるコツは何だろうと、よく思い馳せる事がある。
人によって答えは違うだろうが、私の答えは、人に左右されずに自らの夢をもつ事ができ、そして自らの夢に向かい一歩一歩を踏み出す勇気をもてる事なのだろうと思う。
IBMで管理職まで勤めた友人は会社を辞めて、今は大阪で大好きな酒を作る仕事についている。
彼のサラリーはおそらく6分の1程度に下がっているだろう。
でも、幸せなのである。
渋谷の社長からいただいた人生を変える本は、企業をして資産家になれという意図では無い。
渋谷の社長は飲む度にいう。
お金に不満をもつ人間はいつまでたっても、どんなにお金を稼いでも幸せを感じることはできない。
今が満ち足りていて、その延長も満足できると信じ、自らの夢に突き進み、社会に貢献する事が、幸せに繋がるんじゃ無いか
彼はいう。
サラリーをもらう従業員も、今、幸せと感じるならば何も問題ない。
ただ飲み会で会社や上司の愚痴をいうならば、自分の思うようにできる生き方を選択すべきだ
そんな彼が、自分の生きる道を探し当てるまでに読み漁った本と考えると、少しは興味を持っていただけるだろうか?