(2020/5/27改訂:窪田製薬ホールディングスさんSNSよりの情報を追記)
毛生え薬が現実的なものになってきておりAGA患者に光がさす中、
目は歳を重ねるごとに悪くなり、良くはならないというのが通説でした。
そんなメガネ・コンタクトと共に生きる人にとって朗報。
近視を治すメガネ型治療デバイス開発
窪田製薬ホールディングスが5/18に発表した、目を疑うようなニュース。
近視を治すメガネ・・・その名も「クボタメガネ」
眼が悪くなる仕組みと、クボタメガネがスゴイところ
ぼくも近視なので、近視のメカニズムは子供のころから言い聞かされてました。
強度近視の人の特徴は、眼球が肥大化傾向にあること。
眼軸長が延びて焦点がずれて近視になります。
クボタさんから示された図がわかりやすいですね。
「焦点が手前」となっていますが、網膜は眼球の底部なので上記図のオレンジ縦線の右側にあたります。
本来は、目で見た光が網膜で焦点を結ぶのが通常なんです。
上記のように手前で焦点を結ぶのが近視という症状です。
この眼軸長の短縮はできず、レーシックなどでは角膜をレーザーで削ったり、水晶体に調整レンズを投入して、焦点を結ぶ位置を調整したりしていました。
(人種差により、差異はありますが、いずれにしてもヒトの眼の眼軸長は新生児期と乳児期に著しく伸び、その後は徐々に減速して15〜18歳くらいで停止します)
https://note.com/kubota_holdings/n/nbc0738a1b946
通常、眼軸長は、年齢と共に伸びる、もしくは成長が止まるものであり、人工的な光により、眼軸長が対照眼と比較して短くなるということは、世界でも前例がありません。
https://note.com/kubota_holdings/n/nbc0738a1b946
眼軸長が短縮して、普通に網膜で焦点が結ぶようになるって画期的ですよ‼
VR・ARに組み込む=映画・ゲームで目がよくなる?
窪田製薬ホールディングスのサイトに以下のように発表されていました。
今後は、「クボタメガネ・テクノロジー」をスマートメガネ、スマートコンタクトレンズに応用し、実用化を目指していきます。
スマートメガネ「クボタメガネ」については、2020 年後半に実証試験を終え、2020 年内にプロトタイプを完成させることを目標としています。
(中略)
「クボタメガネ・テクノロジー」は、将来的には、AR 機器、VR 機器へ応用し、子供の近視予防への応用が期待されています。
窪田製薬ホールディングス株式会社 ニュースより引用
当社は、「クボタメガネ・テクノロジー」により、メガネのいらない世界を目指していきます。
まだまだ開発段階ながら、将来的にAR機器、VR機器、スマートコンタクトへ応用していくとのことです。
ソニーグループの「PlayStationVR」、マイクロソフトの「HoloLens」など
お茶の間や仕事の場で導入されはじめたAR機器、VR機器。
画面と目の距離が短く、なんとなく目が悪くなるだろうなと思いながら利用していました。
「クボタメガネ・テクノロジー」が組み込まれると、
眼が悪くなるからゲームは中止などのお小言は、死語になるのかも?
楽しみながら近視を治すトレーニングソフトなど、もう開発しだそうと任天堂さんなんて好きそうな題材です。
これからいろんな面白い話が動きだすのでしょう。
楽しみです‼