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フリーランスの金策/資金調達方法
フリーランスは個人事業主ということもあり、究極的には、個人の信用力=金策・資金調達力になるかと思います。
知人からお金を借りるなど、考えられなくはないですが…
お金を借りられる知人には限りはあるでしょう?
その他、個人事業主の目に見える信用力としてわかりやすいものは、
将来対価として受け取れることができる請求書です。
「月末締め、翌月末払い」など、契約によって支払いサイトがあります。
請求書があっても、欲しい時にお金が得られないということが、ままあることと思います。
この請求書が、瞬時に、現金化できれば、良いと思いませんか?
ファクタリングとは
請求書は、将来の対価の請求権であり、売掛債権と言え換えられます。
ファクタリングとは、売掛債権を買取するサービスです。
ファクタリング会社が、請求書=売掛債権を買取して、即日お金をお支払いするため、
即日資金調達する事ができるサービスです。
フリーランスにおすすめな2社間契約
2社間契約のファクタリングは、ファクタリング会社とフリーランス個人の契約です。
① SES契約先の取引先との間に売掛金が発生
② ファクタリング会社と「集金代行委託」契約を結び、
売掛債権を売って現金を受領。
③ 取引先から期日通りに売掛金の支払い。
④ そのお金をファクタリング会社に支払い。
上記の通りの流れとなりますので、
SES契約先の会社が、ファクタリングの契約に巻き込まれることはありません。
従って、SES契約先の取引先に知られることがないため、
利用障壁が低いのがフリーランスにおすすめなポイントです。
また、2社間の契約のため、上記の①②を持って資金調達が可能な点、
今、まさに、即日、お金を調達したい方にお勧めです。
例)月末締め、翌月末払いのケース
<6月分請求:6月末日締め、7月末日振り込みケース>
① 6月末日の締めにより請求額が確定
② ①の売掛債権を売却し最短で翌月1日に資金化
③ 7月末日に取引先より入金
④ ③をファクタリング会社に支払い
ファクタリングサービスの利用料金
ファクタリング会社もお仕事ですので、サービス利用料金がかかります。
金額や案件状況(取引先との関係など)含めて手数料は変動し、
契約内容により、ファクタリング会社のリスクが大きい場合、手数料は大きくなることはご理解いただけると思います。
(つまり貸し倒れの可能性が高いか?)
フリーランス向けのファクタリングサービスでは
2社間契約によるメリットを享受する代わりに、
3社間契約より手数料は高くなっています。
サービス料金のまとめ
実際のサービス手数料は以下が相場のようです。
# | フリーランス向け ファクタリング |
---|---|
手数料相場 | 4%~10% |
着手金 | 無料がほとんど |
事務手数料 | 無料がほとんど |
実費 | 無料がほとんど |
高いと思いますか?
なお、事業者向けのファクタリングでは下記が相場だそうです。
# | 事業者向け ファクタリング |
---|---|
手数料相場 | 15%~20% (信用度が低い場合30%~40%の場合もある) |
着手金 | ほとんどの場合無料 必要な場合も3万円程度 |
事務手数料 | 審査費用の名目で 1万円程度かかる場合がある |
実費 | 債権譲渡登記費用や公正証書作成費用など 司法書士費用45,000円 登記費用(抹消費用含む)16,000円 公正証書作成費用 (金額により5,000円~4万円程度) |
フリーランス向けサービスは、個人事業主のため少額という事もあり
サービス料金も手ごろな設定になっている事がわかりますね。
例として以下のような手数料とお考えください。
例)100万円の請求書をフリーランスの方がファクタリング
4%から10%程度の手数料が多く、40,000〜100,000円の手数料が発生
時間・タイミングを買うという事と、サービス料金をくらべて、
計画的な利用をすることが肝要ですね。
ファクタリングの詳細
ファクタリングの詳細を知りたい方は、下記サイトが参考になります。
3社間契約のファクタリングなども解説されています。
ファクタリングとは?わかりやすく仕組みを解説
https://biz-loan.jp/factoring/facto_toha.html
ファクタリングサービス会社
ファクタリングサービス会社をいくつか紹介します。
MSFJ株式会社
MSFJ株式会社は、フリーランスに対し500万円までのファクタリングサービスを提供しています。(2020/5/28現在:古い情報でしたらご指摘ください)
来店不要で、即日査定・買取・振込が売りとのことです。
2社間契約であり、フリーランスに適したサービスと言えます。
他、さまざまなファクタリングサービス会社があります。
以下の別途記事でリスト化しますね。
給料ファクタリングに注意‼
間違ってはならないのは「給料ファクタリング」との違いです。
「給料ファクタリング」は貸金業にあたります。
令和2年3月24日、東京地方裁判所で貸金業に該当すると定められています。
実際に7万円分の給料を4万円で買取り、4日後に弁済する契約は、
貸金業法と出資法違反で無効となりました。
給料ファクタリング被害にあった場合には?
給料ファクタリングでは手数料が貸金業法以上の高額であったりし、被害にあっている方も増加しているとのことです。
給料ファクタリング被害に注力している法律事務所もあるとのことで、
相談してみても良いでしょう。
幾つか紹介しておきます。
平柳司法書士事務所
給料ファクタリングにお困りの方は【平柳司法書士事務所】までご相談ください。
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