涼潮@辛麺真空@蒲田

涼潮@辛麺真空@蒲田ラーメン
涼潮@辛麺真空@蒲田

辛麺真空は限定を楽しめ

辛麺真空では昔から限定麺を不定期に発表していて、真空ファンは限定麺目当てに店に訪れる事も少なくありません。私もそんな限定麺に惹かれて辛麺真空に通う一人だったりします。

限定麺がいつ提供されるか、どんなものになるのかは、辛麺真空さんがメールマガジンやFaceBookのショップページで紹介しています。限定麺の残り販売数も伝えてくれるので今日食べられるかどうかの判断をしつつ出かけられます。

私よりもディープな真空ファンである友達からLINEから限定麺の知らせが来ました。同じく限定麺である漁火の進化系であるとか、海老が味にアクセントを与えているらしいだとか、メールマガジンよりも先に情報が入ってきました。彼は常連で店員さんとも仲良く、事前に情報を仕入れてきたのでしょう。

町田店で以前に限定麺「漁火」を食べた印象としては、あっさり目の海鮮スープで、個人的にはパンチ力が無くて魅力を感じなかった覚えがありました。

といいつつも、今回は、渦潮なる鯛の出汁が効いた極旨ラーメンをメイン商品としている蒲田店が提供するとの事で、その進化の程を確かめてきました。

 

涼潮は進化しすぎていた

結論からして、「漁火」は「涼潮」を以て完成したという程、進化しすぎていました。

 

涼潮@辛麺真空@蒲田

涼潮@辛麺真空@蒲田

 

涼麺の名の通り、麺。スープは適度に冷やされており、スープ多めの冷やし中華や、冷麺を思い浮かぶとよいかも。平打ち麺は水でしめられているからか歯ごたえがあります。

漁火からの劇的な変化として、スープのベースが貝系の出汁から、蒲田店の看板でもある鯛の出汁に変わっていました。その上、鯛油と、海老の香味油があわさり味の深みが更に増しています。これでもかと海鮮の旨さが舌を刺激するのですが、それでいてあっさりして食べやすいです。写真を見るとおわかりいただけると思いますが、鯛と海老の油が漁火にパンチ力を与えたといったところです。

 

涼潮の鯛・海老香味油@辛麺真空@蒲田

涼潮の鯛・海老香味油@辛麺真空@蒲田

 

箸休めと、味変がもたらす、飽きが来ない一杯

あっさり目のスープは飽きがくることがおおいですが、最後まで飽きる事なく完食となりました。その理由の1つが、箸休めの野菜4種の和風ピクルスでしょう。ほのかな酸味が爽やかで、口の中をリセットする事ができ、再度ラーメンにとりかかるとスープの旨みが増したように感じるから不思議です。

 

涼潮の付け合わせ・味変@辛麺真空@蒲田

涼潮の付け合わせ・味変@辛麺真空@蒲田

 

そしてもう一つの理由が、味変です。

  1. 小エビのトッピング
  2. お馴染みの青唐辛子が効いた餡かけひき肉
  3. ネギ味噌生姜

これらを好みにで加える事で、味を千差万別に変化させることができます。

特に蒲田店の陰の実力者ともいうべき、餡かけひき肉との相性は抜群です。真空の看板でもある辛味を加え、魚系の旨みに獣系の旨みがあわさる事になり、味が完成されるわけです。

 

ラーメンの完成形とは

ラーメンの完成形とはなんだろうと考えたとき、その1つの入り口は魚系の旨みと、獣系の旨みが自然に調和している事なのかなと個人的に思います。どんな形になろうとも、1系統の旨みでは完成形にたどり着けないのだろうなと思うわけです。

辛麺真空は、町田店開店当初より、魚系の「海」、獣系の「山」、と絶えず2つの旨さを追っていったわけです。最近になってその努力が結実し、蒲田店の名品ともいえる「渦潮」が完成し、そして限定麺でもその流れが感じられるようになってきました。

FaceBookでは蛍烏賊の燻製煮干しや、カマス煮干し、手羽と鶏皮のスープ、生ハバネロのラー油など研究課程の紹介がされていました。魚系、獣系、辛味と、真空を支える3つの柱の研究は絶えず続いているようです。

真空の今後の限定麺に期待です。

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