渦潮@辛麺真空@蒲田

calendar

辛麺真空は、町田の裏通りに居を構え、長らく営業していらっしゃいます。町田ラーメン店の中では雷文さんのような長老ではありませんが、古豪の域に達してきたお店かもしれません。

真空さんのある裏通りには胡心房や、noodlesなど、有力店が並び、今や町田ラーメンストリートともいう激戦区に育っています。その中でも、最も個性的なラーメンを提供し続けていらっしゃいます。

ちなみにミーハーは胡心房、青田買いはnoodles、そしてマニアックなラーメンマニアは辛麺 真空と棲み分けがされているのが、町田ラーメン事情といったところです。

真空はとっつきにくいのですが、ファンになったら離れられない魅力があります。個性の塊のようなお店なんですね。ただ辛いだけでなく旨辛さを追求する新しいラーメンを追求する野心的なお店で、はまる人ははまります。

そんな真空さんの店長さんが、2号店として出店したのが辛麺真空 蒲田です。

店長さんが移ったので今や本店は蒲田店といっても差支えないかもしれません。町田店と同じく週替わりで提供される創作ラーメンが飽くなき探求心の現れなのでしょう。そんな真空蒲田店のメインライナップの1つが刷新されるというニュースを得て、今回はせ参じたわけです。

町田真空時代の創作ラーメンで、ファンの間では奇跡の一品とも評価される「漣(さざなみ)」というラーメンがありました。鯛の出汁と山葵を合わせた唯一無二の新感覚のラーメンです。今でこそ魚鮮系が流行りだしたわけですが、それを数年前に提供していたわけです。

今回蒲田店の看板メニューとして「渦潮(うずしお)」がデビューしました。「渦潮」は、伝説の逸品「漣」の進化系で、鯛の出汁が効いた今最先端を走る魚鮮系の系統ともいえるラーメンです。鯛の旨みはこれでもかと引き出され、それでいて生臭さは一切しません。魚系の繊細な旨みがハイレベルでまとまっています。長年の研究結果が実を結んだ結果なのでしょう。

渦潮の食べ方

渦潮の食べ方

その上、青唐辛子入りの付け合せの挽肉の餡をスープに追加すると、一転、刺激ある力強いスープに変身します。辛麺の看板に恥じぬ旨い「辛さ」の提供の最先端がそこにはあります。旨みの連鎖が続き、イノシン酸とグルタミン酸の調和の園に、カプサイシンが躍るわけのわからん面白さが展開し、気づくとスープを平らげてしまいました。

 正直、魚鮮系ラーメンを看板に持ってくることに不安があったわけですが、「渦潮」を食した後では大きな声で言う事ができます。この一杯でラーメン屋1つ新たに立ち上げていいほどの革命がそこにありました。

ひとまず蒲田に出向いて食すが吉かと思います。